J. S. バッハの教会カンタータ全曲シリーズvol. 2
2024年からスタートいたしましたJ. S. バッハの教会カンタータ全曲シリーズの第2弾です。このシリーズは、2年に1度毎回約4曲のカンタータを演奏・収録し、音源化するというもので、J. S. バッハの教会カンタータは約200曲遺されておりますので、完遂に100年かかる壮大な企画です。
この度もクラウドファンディングにてこの企画に必要な資金を皆様からご支援を募りました。今回は前回を超える支援金2,459,111円を162名の支援者の皆様から賜りました。ご支援くださいました皆様、誠にありがとうございます。
今回演奏・収録するのは、84番、139番、168番、187番の4曲です。84番はソプラノのソロカンタータで、当代随一のソプラノ歌手、中須美喜がソロを担当します。139番は全編がひとつのコラールによってまとめられた、いわゆるコラール・カンタータです。168番はバスのアリアから始まるカンタータで、この曲も合唱は終曲コラールのみです。187番はその構成に特徴のあるルードルシュタット詩華撰から歌詞が取られたカンタータで、後にト短調ミサ曲に転用されたことでも有名な作品です。
編成はどれもオーボエと弦楽器による編成ですが、作品としては非常にバラエティに富んだ選曲となっています。J. S. バッハの音楽の多様性、観えている音楽世界の広さを感じていただけると考えています。
曲目:
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
Johan Sebastian Bach
教会カンタータ第84番「幸福に満ち足りて」
"Ich bin vergnügt mit meinem Glücke" BWV 84
教会カンタータ第139番「神に自らを委ねる者は幸い」
"Wohl dem, der sich auf seinen Gott" BWV 139
教会カンタータ第168番「精算せよと迫る雷の言葉」
"Tue Rechnung! Donnerwort" BWV 168
教会カンタータ第187番「皆あなたを待ち望む」
"Es wartet alles auf dich" BWV 187
演奏:Salicus Kammerchor
東京藝術大学バッハカンタータクラブのメンバーを中心に、2015年に結成。中世、ルネサンス、バロック期までの宗教声楽作品、特にJ. S. バッハの作品を演奏することを目的とする。団体名のSalicusは、装飾を伴うとされる上昇の「ネウマ」の名称に由来する。「ネウマ」とは、10世紀頃のグレゴリオ聖歌の記譜法である。Salicus Kammerchorでは、この歌心の粋を集めた「ネウマ」を解釈し、その歌唱法をグレゴリオ聖歌のみならず、ポリフォニー、そしてJ. S. バッハの演奏にも生かしていく。
いわゆる古楽的アプローチに甘んじることなく、むしろそれに対し常に疑問を投げかけながら、音楽の核心に迫る為に様々な角度からアプローチを試みる。特にJ. S. バッハの作品は、非常に広大なバックグラウンドを有し、ある一つの尺度では計れない多様性を持っている。そのためあらゆる可能性を排除せず様々な価値観を受け入れながら、先入観に囚われない柔軟な演奏解釈を目指す。
ホームページ http://www.salicuskammerchor.com/
出演:
Soprano 鏑木綾 小林恵 中須美喜
Alto 上村誠一 金成佳枝 鈴木隆介
Tenor 金沢青児 渡辺研一郎 柳嶋耕太
Bass 井上優 松井永太郎 小藤洋平
Vn. 丸山韶 佐々木梨花
Va. 勝森菜々
Vc. 島根朋史
Cb. 諸岡典経
Fg. 長谷川太郎
Ob. 小花恭佳 荒井豪
Org. 新妻由加
指揮:櫻井元希
広島大学教育学部第四類音楽文化系コース、東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業。同大学院古楽科をバロック声楽で修了。声楽を枝川一也、益田遙、寺谷千枝子、櫻田亮の各氏に、バロック声楽を野々下由香里氏に、合唱指揮をアレクサンダー・ナジ氏に、指揮を今村能氏に、古楽演奏を花井哲郎氏に、ヴォイストレーニングを小久保よしあき氏、岩崎ひろき氏に、特殊発声を徳久ウィリアム氏に、スクリームをmahone氏に、インド古典音楽を寺原太郎氏に、武術を光岡英稔氏に師事。
Salicus Kammerchor、Ensemble Salicus、Chor Eleusis、日本斉唱団を主宰。フォンス・フローリス古楽院、講師。東京藝術大学バッハカンタータクラブ2013-2015年度演奏委員長。ヴォーカル・アンサンブル アラミレ、リーダー。Ensemble XENOS、The Cygnus Vocal Octet、ジャパンチェンバークワイア、ヴォーカル・アンサンブル カペラ、古楽アンサンブル コントラポント等に所属。
http://genkisakurai.com